こんにちは。室長おかてつです。今回は「残留塩素を活かす逆流洗浄の仕組み」について話します。これは凄いですよ。
水道水の「塩素」。
まるで悪者かのような表現もあります。
しかし室長は思います
「塩素は大変ありがたい」。
塩素をフルに活かす。これもガイアの水135蛇口浄水器の特徴です。
塩素の必要性
残留塩素が存在していない浄水の吐水口はカビます。
塩素(水に溶けやすい)=殺菌能力がある(水道水の殺菌に使用されている)※水に溶けている塩素を「残留塩素」といいます)
覚えておいてください。
浄水器の危険な点は「カビやすい」こと。
その事例を見ていきましょう
浄水器の清水(浄水)が出てくるところを、ふと綿棒で触ってみたら、恐ろしく汚い黒い汚れが取れました
ヤフー知恵袋にこのような記事を見つけました。
「カビ」だと思います。
浄水されると残留塩素は除去され、雑菌を殺菌できなくなります。その結果カビが繁殖します。
浄水器から黒いゴミが出る原因は?
此方のブログ記事も衝撃です。
〇○の浄水器から黒いゴミが出る原因は?それは給水・吐水ホースにあった!
この機種を使用していた方の価格ドットコムに投稿されている口コミです。「ホースの交換が大事」という事を訴えられています。
実は浄水器だけの問題ではなく、キッチンや洗面やお風呂がカビやすいことと同じことなんです。問題は「カビているところを通過した水を飲用することになる」ことなんです。
一般的な浄水器の「雑菌の繁殖」についての考察
一般的な浄水器のカビてしまうエリアを説明します(下図)。
水道水の残留塩素で殺菌できるエリアはカビは発生しにくい。
ところが残留塩素のない浄水側はカビが発生しやすい。当たり前の事なんです。
図で説明すると、水道水が殺菌してくれるエリアはこのようになります。(下図の黄色)
まず、原水(水道水)使用時
次に浄水時(下図)。カートリッジまでが塩素殺菌のエリアです。
まとめると、下図のようになります。カートリッジ内部は残留塩素が存在しない(殺菌できないエリア)です。
浄水の吐水口は「こまめに掃除する様に」と、一般的には説明書には記載されています。
それを怠ると、この様に吐水口がカビがベトッと・・(これはかなりですね・・)
じゃあ、なぜ雑菌が浄水の吐水口に繁殖するのか?それはいつも水分があるからです。
キッチンシンク内は水気が常にあるので「ぬめり」が発生しやすく、それは雑菌が繁殖している証そのものです。それが「水はね」したりして、浄水の吐水口に付いていまう。これは十分にありえます。
また、洗剤が付着した水気のある場所は大抵カビが発生します。
カビは「洗剤など」を分解する微生物の活動です。当たり前のことなんです。
「分解するもの」があり「湿気が在る」とカビ(雑菌)が繁殖します。浄水した水でも「微生物にとっては分解する何か」は含まれています。
だから浄水の吐水口の内部がカビるのは当たり前のことなんです。
塩素以外の殺菌「UV」
「紫外線ランプ」を搭載している浄水器が良く見られます。その目的は、このエリアの殺菌です。当然ランプが故障したら、おそらくカビます。
本体をUV殺菌しても、浄水の吐水口までのホースは大丈夫なのかが気になります。
下の様に浄水の吐水口に「UVランプ」があるタイプも出てきました。
「吐水口そのものをUV殺菌」この考えは当然あると思います。
しかし、わたしは「ある理由」があって、紫外線ランプを照射した水を使いたくありませんので、そういう浄水器も使いません。その理由はこちらに書きました。
では、
ここでガイアの水135蛇口浄水器の驚くべき特徴のひとつをお伝えします
ガイアの水135「逆流洗浄」残留塩素を活かす驚きの仕組み
ガイアの水135蛇口浄水器の「すごいなぁ」と思う特徴の「ごく一部」が「逆流洗浄」です。
吐水口が一つしかありません。「水道水(原水)」と「浄水」が同一の吐水口から出るんです。
使い方を簡単にご説明すると
- 「未使用時」、「水道水使用時」は原水モード
- 「浄水使用時」は浄水モード
- 「内部のお掃除」はフィルターの逆流洗浄モード(1日1回)
一つずつ説明します
原水モード(未使用時、水道水使用時)
未使用時は常に原水モードにしてください(そうすることでカートリッジ内に雑菌が侵入できない)。
吐水口は水道水の塩素で殺菌されていて清潔です。
浄水モード
ガイアの水135蛇口浄水器は、本体を直立させると浄水モードになります。吐水口が共通なのがポイントです。「逆流洗浄モード」によって、浄水エリアも塩素殺菌することが出来ます
逆流洗浄モード
浄水器のカートリッジ本体部分を下にして通水すると「カートリッジのお掃除」が手軽に出来ます。通常は毎朝一日一回30秒行います
カートリッジ(フィルター)の溜まった汚れを吐き出す
通常は水の流れは一方通行です。だから「汚れを溜めこむのみ」です。ですが、ガイアの水135蛇口浄水器の「逆流洗浄モード」は「フィルターの汚れを吐き出す」ことが出来ます
水道管の鉄サビが混ざった水を浄水する実験では、逆流洗浄によって「溜め込んだ鉄サビを吐き出す様子」が映像でハッキリと確認できます。
塩素による殺菌
従来の浄水器では「残留塩素で殺菌できなかったエリア」を手軽に殺菌できます。感動です。
室長は三カ月に一回カートリッジ交換をしていますが、カートリッジにカビを見たことは一度もありません。
「カートリッジの逆サイド」をこんなに手軽に塩素殺菌できることは革命的です。
平素は「原水モード」にしておくと「カートリッジが外部と遮断状態」ですから、内への雑菌の侵入リスクが非常に下がります。
原水モードで水道水を使用するたびに「吐水口が殺菌」されます。一日一回の逆流洗浄だけで「浄水器の抱えるカビの問題」の大部分をクリアしてしまいます。
水道水の残留塩素をフルに活用する天才的な設計だと思います。
逆流洗浄のタイミング
毎朝、30秒間の逆流洗浄(その後、浄水使用時は10秒ほど捨て水をする)が基本です。
なぜ毎朝なのか?それはカートリッジの「逆サイドの塩素殺菌」するタイミングです。
万が一、浄水モードのまま一晩経過してしまう場合など。
「夜に美味しい水を飲んだ」りしたら、浄水モードのまま(原水モードに戻し忘れる)かもしれません。それは「カートリッジが外部とつながっている状態」ですので、念のために毎朝、逆流洗浄する習慣にしておくのが無難です。
毎晩でも構わないとは思いますが、出来る限り一日一回は逆流洗浄(塩素殺菌の意味が大きい)してくださいね。
清潔な浄水器ライフをガイアの水135蛇口浄水器で実現できますよ