「汚した水」が「きれいになる」原理を分かりやすく説明

この記事は約3分で読めます。
室長おかてつです。ここでは「どうやって水が浄化されるのか」を直感的に分かってもらえるように思ってがんばりました。微生物がいつも水をきれいにしている「地球(ガイア)のしくみ」です。ひとつ前の記事(下)も合わせてお読みください

汚れた水をキレイにしてくれるのは微生物たちです。

結論です。私たちは水を汚したらキレイにできません。

キレイにする主役は微生物たちです。水の汚れを食べて、水をきれいにしてくれます。それは私たちが出来ないことです(わたしたちは水を汚すことはできる。逆に微生物はそれが出来ない)

これは凄いことだと思います。

じぶんが汚した水。ほんとうは自分がキレイにすること。つまり自分事。でもそれが出来ない。でも微生物が自動的にやってくれる地球の仕組み

ここで、この図を見てください

地球上ではあらゆるものが循環しています。いきものは死ぬと土にかえります。

私たちが食べたもの、排泄したもの、それだけでなく死んだ肉体も、すべてが土にかえります。微生物によって分解されます。

最終は、下の図のように、きっちりと「水」と「二酸化炭素」になります。

 。。。。
 。。。。

え?水と二酸化炭素?

じゃあ、無くなるの?

室長
室長

キレイさっぱり無くなります!

地球上ほとんどすべての場所でこうなっています。

そして水の中でも同じです。

そういえば、川も海も「生き物の死骸」って、まず見ないですよね

そうです。川や海も同じ。分解するものがあると、いつも微生物がすぐに動き始めます。最終的に水と二酸化炭素になるので、水がキレイになります。地球上、川も海も陸も、どこでも全く同じ原理です。

もちろん下水処理場もおなじです

汚れた水を、いつも微生物が分解してくれる。彼らはいつも待機しているし、24時間365日休憩なしです。だからキレイな水を私たちは得られているんです。

「循環」が成り立つのは「ペア」で存在しているから

「人間(動物)」「微生物」

「きれいな水を使う側」「汚れた水をキレイにする側」

地球ではこのセット。常にペアです。

ペアが同時に存在して循環が成り立っているんです。両方が不可欠です。この循環にはどちらが優れているとかもありません。

ただ、この循環が成り立っている事実をハッキリと知ってほしいと思います。

室長
室長

ちなみに微生物たちが居なかったら、この世界は生き物の死骸だらけです。彼らが分解してくれるから、きれいな環境がたもたれています。

室長
室長

私たちと微生物。セットで存在しています。

微生物がいなかったら、川も海も汚れてしまって魚たちも生きることができなくなるんですよね。すべての生き物たちに必要な「見えない存在―微生物」です。地球では、まず35億年前に微生物から誕生したという事実。「すべての生命体が循環させるしくみ」を地球(ガイア)が創っていったんだ‥って思います。水の惑星だからできることなんですよね。