【蛇口/取付】品番が分からない水栓に取付した体験談

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室長おかてつです。

蛇口浄水器の取付で、現在の蛇口を事前チェックしても品番が分からない。けれど取付出来そうな蛇口のカタチ。販売者の立場としてはドキドキです。

代理店のYさんと、お客様のところに取付に一緒に行ってきました。

今までのA社さんの浄水器が付いていました。おっ、紫外線ランプを常に作動させるタイプ。このランプが衛生上、生命線なんだろうなぁ・・。(ランプが壊れると殺菌できないので中身がカビだらけになると聞きます)それを外しました。

付けてみないと分からない

現在の蛇口の品番が分からない時は、どんな予想しても、結局現地で付けてみないと分からない。まず、アダプターを試していきます。

最初にB1(W22山20)を取り付けてみます。これは本体に標準で付属している白いアダプター。これでOKだったらうれしい。

なんとなく、はまりそうですが・・・

ハマりました。しかしスッキリ回りません。これはW22(直径22ミリらしい)は合っても、山20(ピッチというらしい。1インチあたり20山という意味)が合わないんです

W22山20・・・外径22.000 ピッチ1.27

らしいです。

このまま押し込んでも、おそらくハマります。しかも、うまくいけば水も漏れずに取付できる。これは金属対プラスチックだからです。B1のプラスチックねじ山が削られて水栓側ねじ山にフィットしていく。水栓側が金属ねじ山だから圧倒的に強いんですね。

しかし長く使ってプラスチックねじ山に隙間が生まれると、水が漏れる可能性があります。この状態で取付されている方も、もしかすると結構いらっしゃるかもしれませんね。最初は水漏れもなく大丈夫だったけど、あれ?漏れてきた。アダプターをキツく締めても漏れが止まらない・・・という方は、ねじ山ピッチを合わせたアダプターを付け直すと漏れが止まると思います。

別売りアダプターを一式準備しておくことが対応力MAXです。

標準アダプターの「B2」(グレー)も試しましたが、合いません。

代理店として活動される方は、別売りアダプターを一式準備しておくと良いと思います。「きっと、どれかは合うだろう」です

別売りの B3(M22×1.25)、これ金属製アダプターです。取り付けてみましたら回転もピッタリとハマりました。

B3

M22×1.25・・外径22.000ピッチ1.25

B1(ピッチ1.27)とわずか0.02の違いですが、精密に作ってあるんですね。キッチリとハマる感覚。ともかく、これで取付は一安心です

アダプターをしっかり締めるのは浄水器本体を取り付ける時に。チェックの段階ではガッチリ締めない

ねじ山をぎゅーっと締めると、弱いねじ山は削られていきます。何回も緩めて、何回もギューっと締めたりするたびにねじ山が痛んでくるので、その行為は本番まで控えておくのが無難だと岡部は思っています。

とくにプラスチックのアダプターは蛇口側が金属だと削れます。くれぐれもアダプターが合うかどうかのチェックのときにギューっと締めすぎることのないように。

しかし「金属」+「プラ」の組み合わせが一番ピッタリ密着してハマるという感覚がします。とくに蛇口が金属、アダプターがプラ。この組み合わせが実は大歓迎です。

というのも、逆に蛇口側ねじ山がプラスチック、アダプターが金属の時。アダプターが蛇口のプラ製ねじ山を削ってしまう恐れがあるので強い締めは要注意です。強い締めは最後にしましょう

今回は「蛇口ねじ山→金属」と「アダプター→金属」です。金属同士はお互い削り合うので慎重に増し締めしました。

金属同士はお互い削り合うので慎重に増し締めしました。

かなり固く締めて本体浄水モードで通水アダプターから水漏れ本体外してアダプターを増し締め本体取り付けて浄水モードで通水水漏れ弱くなったが、水漏れアリ本体外してアダプター増し締め本体取り付けて浄水モードで通水漏れなし。完了

経験的になんですが、蛇口ねじ山がプラ製の時は、規格が合っているのに、どうしても、アダプター部分からの水漏れが止められなかったこともありました。この場合は蛇口を変えるしかないと思います。ねじ山が削れているのかもしれません。

準備しておくもの

  • プリスタ(蛇口浄水器の標準付属アダプターセット)
内訳の細かいサイズです(C1を分解するとB2です)
こんな感じですね~

これ以外にも、D1アダプター、B3アダプター、C2アダプターなどが各種550円ですので、揃えておくと良いと思います。

これがあると便利です(500円玉よりも回しやすい)※いまはレンチが付いています