【川田薫博士】湧き水はイキイキする性質(ミネラルと生命誕生実験)

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こんにちは。室長のおかてつです。

川田薫先生の「ミネラルと生命誕生実験」論文から一部抜粋して掲載します

さきがけ研究21」で「ミネラルの構造と生体」の研究をされた川田薫博士です。

それにしても生命体が誕生しているので、すごい実験ですね。つくづく思います。

湧き水が生命をイキイキさせる性質があることを、ここで押さえておきましょう

地表の代表的な岩石「花こう岩」

地殻上部の岩石が「湧き水」を生んでいる

雨が降って地層を通って水が湧き出ます。だから、湧き水に影響を与えるのは大陸の岩石です。

図でいう「花こう岩質」ですね。

川田薫博士が研究の中で何をされたかというと

地殻上部、地殻下部、上部マントルの代表的な岩石のミネラルを溶かし出して、その性質を徹底的に調べられたんです。

  • 地殻上部—花こう岩
  • 地殻下部—玄武岩
  • マントル上部–かんらん岩

花こう岩は地球のみに存在?

花こう岩は地球にのみ大量に存在しているようです。生命との関係が大きいのでしょうね。

地球上で花崗岩は、ごくありふれた存在だが、太陽系の地球以外の岩石天体には、ほとんど見い出されない。

その理由は、花崗岩の形成に水の関与が必要であり、水の海の存在する地球でのみ花崗岩が大量に作られてきたためだろうと考えられている[2]

Wikipedia

次に、なぜ川田薫博士がこれらの岩石を調べたのかを見てみましょう

生命誕生に大陸の岩石が関わっている

川田薫博士がなぜ、岩石の性質を調べるに至ったのか?

地球の生命体は海で誕生したと考えられていますが

生命誕生の研究において、今までは大きな成果が得られていなかったようです。

川田薫博士は

生命誕生時の地球の姿として「大陸」「海」「大気」「太陽の光」の4元系を想定しても、従来は岩石(大陸)を海と切り離したり、あるいは固形と見ていた。

そのため、海に岩石が溶けて溶液になっていること(ミネラルとして溶けていること)を見落としていた———-

そこに「ピン」とこられたのです。

要は

岩石が溶けて溶液になったものを加えて太古の地球を再現すれば生命体が誕生するはずだ—-それが「ミネラルと生命誕生実験」です。

岩石の性質を調べた結果は

川田博士は各岩石のミネラルを抽出した溶液で、それぞれの性質を明らかにするために様々な実験をされました。

  • 植物の発芽
  • 植物の生長
  • 水質実験   などです

多くのテストを行ったと論文にかいてあります。その結果、

  • 地殻上部花崗岩生理活性
  • 地殻下部玄武岩海面活性
  • マントル上部かんらん岩水質浄化

だったそうです。

下図は論文資料から該当部分を抜き出したものです

この生理活性について説明します

花こう岩の性質「生理活性」とは

生理活性とは「生命体が(良い意味で)活性化する」ということ。

つまり「生命本来のもともと備わっている生理的調節機能などが、活性化(イキイキ)する」ってことです。

※生物活性という言葉とは違います。生物活性は、外から影響を与えた時に良い意味も悪い意味も含めて、とにかく生命体が活性化すること。たとえば医薬品を投与すると、身体に何らかの反応(活性)がでるような類です

大陸の岩石は生命体をイキイキさせる性質だった

地殻上部の「花こう岩」の特徴「生理活性」でした。

室長
室長

川田薫博士は「お花屋さんの売れ残って廃棄するお花をもらってきて試したら、ピン!と元気になったり、弱っていた猫?に飲ませてあげたら元気になったりしたんですよ」とエピソードを語ってくれていたのを室長は覚えています。

地殻下部、マントル上部の性質も実に見事だと思いませんか?

成功した生命誕生実験の様子も含めて、このあたりは後日掲載したいと思います。(要望があれば)

まとめ

湧き水には「生理活性」があるという実証をご覧いただきました。

湧き水は地殻上部の岩石を通ってくる水です。湧き水は生命体をイキイキさせる地球の仕組みだったんですね。

ガイアの水135も「湧き水理論」のお水です。

川田薫博士は1992 年 1 月~1994 年 12 月にさきがけ研究21の1期生として研究されていました。

国立研究開発法人科学技術振興機構(略称JST)は、知の創出から研究成果の社会還元とその基盤整備を担うわが国の中核的機関です。世界トップレベルの研究開発を行う・・とあります

川田薫先生は、晩年、ガイアの水135(有限会社ビビアン)の顧問もされていました。そのおかげでご縁も戴いたのです

ポット型浄水器に入っている水をみて「見てごらん、ほらこんな素晴らしい水は普通は作れないよ」とおっしゃるので「なんでわかるんですか?」とお聞きしましたら

「見たら分かる」と。

「こんなに輝いているのは普通はない」か「こんなに透き通っているのは普通はない」かのどちらかのお返事だったと思います。。

また川田薫先生のお話も載せたいと思います

※この論文は図書館の本に掲載されているのを発見しました。